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葬儀の準備…自分の葬儀を考える。

エンディングノート

エンディングノートとは人生の終末に関わる事柄についてそのときが来たらどうして欲しいのか、何は避けたいのか、と言った意思を書き記しておくものです。 葬儀のみに焦点を絞ったものもありますが、介護、延命治療、臓器提供、献体、遺産相続、有価証券・土地などの財産の有無、葬儀、お墓、家族へのメッセージなど幅広い内容のものが好ましいです。
エンディングノートを書くメリットとしては
  • 遺言書よりも簡単にはじめられる。
  • 病気や介護、万一の時の家族への負担が減る。
  • 家族への思いを言葉にする機会が得られる。
  • 葬儀の際に家族が慌てなくて済む。
  • 資産状況を把握できる。
  • 自分の最後を意識することで今を大切に生きることができる。
などがあげられます。 最近では大手の書店などで置いているところもあるようですが、インターネットから注文を受け付けているところも増えてきているようです。
エンディングノートには遺言書のように法的な効力はありません。 遺言書では伝えきれないご家族への想いや、医療や介護についての希望、ご葬儀や埋葬法についての希望などを記すものになります。 資産をまとめ整理して残すことができるエンディングノートもありますので、どういった遺産があるのか把握することにも役に立ちますが、遺産分割などの法的な効力を期待する場合には遺言書の作成と併用することも有効な方法になります。

エンディングノートにこうして欲しい、こういったことは避けたいという要望を記入しても多くの場合、実際のその意思を伝え行動を起こすのは主にご家族になります。 もしあなたが重い病気で意識が無くなってしまったとき、或いは急な事故などで命を失ってしまったときにせっかく記入したエンディングノートが発見されなければ意味を成しません。 つまり、記入したエンディングノートがどこにあるのかということをご家族にもお伝えしておいて始めて意味を持つのです。
また、定期的に内容を見直すことも重要になります。 例えばお勤めされている方が、数年後会社を引退をしてからとでは状況が異なり会葬にこられる人数も変わっていることが予想されます。 資産が増減したなどの場合なども同様です。
また、例えば終末期に関することとして延命治療については2007年9月に厚生労働省から特定の条件の方に対し延命治療を中止する指針を発表するなど、世の中の状況も絶えず変化しています。 ご家庭ごとのご事情や世の中の動きに合わせてエンディングノートの内容も定期的に見直しておかれることが望ましいと言えます。

遺言状

日常生活で「ユイゴン」という言葉を使う場合、生前に言い残しておくこと、というように広い意味を持ちますが、ここでは法的な効力を持ち得る「遺言」について触れたいと思います。 一般的に「遺言」と言うと普通方式という以下の3つの遺言の種類のことを指します。 それぞれに特徴がありますのでどの形が最も自分に合っているのかを良く考え作成をすることが重要になります。 こういった法的な効力がある「遺言」であっても例えば配偶者やお子様への想い、日ごろ言えなかった感謝の言葉など、記したからといって必ず実現するという性質のものではありませんが、記していただくことは問題ありません。

自筆証書遺言

遺言者が氏名、日付、内容の全文を自筆で書いて印を押すことで完成となります。 最も簡単な遺言書の方式で、費用をかけずに作成することができます。 証人が不要で、自分で作成し保管することになるので内容について秘密にすることができますが、法律の定めた書き方に違反していたり、内容が曖昧な場合には無効になる場合があります。
また、紛失の可能性や、発見時に遺言書の存在を隠されたりする可能性もあります。自筆証書遺言は必ず家庭裁判所で検認を受けなければなりません。 その際、各種書類を取り揃え、相続人または代理人が出向く必要があります。

公正証書遺言

公証人が遺言者から遺言の内容を聞き取って、公証人が作成する方式です。不備などで遺言が無効になることや、発見時に存在を隠される心配もありませんので家庭裁判所の検認も要りません。
また、原本を公証人役場で保管するので万が一紛失した場合でも再発行してもらえます。 費用については公証人役場の手数料と、作成の際の証人が必要になります。

秘密証書遺言

遺言者が作成・封印をした後に、2人の公証人立会いのもと公証役場に出向き手続きを済ませ秘密公証遺言とします。 遺言書は遺言者に返却されご自分で保管することになります。 このように内容を誰にも知られずに作成できることが特徴になります。 開封時には自筆証書遺言同様に家庭裁判所の検認が必要になります。 実際には内容の不備の確認が開封時までできないこと、発見時に存在を隠される可能性があることなどから余り利用されることはないようです。
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